Asakusa Framework Advent Calendar 2015の22日目です。
拙作DMDL EditorXの機能紹介、今年最後は階層表示です。
dmdlファイル上でデータモデルにカーソルを合わせてからF4キーを押すと、階層ビューが開きます。
あるいは、右クリックしてコンテキストメニューを開き、「Open DataModel Hierarchy」を実行します。
データモデル階層ビューは、Javaのクラスの継承関係を表す階層ビューと似ています。
つまり、他のデータモデルを参照しているデータモデル(foo = hoge + {};とか集計モデルとか結合モデルとか)がある場合、参照しているデータモデルを階層表示します。また逆に、自分を使っているデータモデルも表示します。
(この検索は全データモデルを走査することになるので、ちょっと時間がかかります)
階層ビューは上下に分かれており、上はデータモデルの階層、下はプロパティー一覧です。
右上には親階層か子階層かを選択するトグルボタンがあり、表示を切り替えることが出来ます。
上側のデータモデルを選択すると、そのデータモデルのプロパティー一覧が下側に表示されます。
プロパティーをダブルクリックすると、そのプロパティーの定義箇所にジャンプします。
プロパティーを右クリックするとコンテキストメニューが表示されます。ここからもクリップボードへのコピー(機能紹介5を参照)やJavaソース上の使用箇所検索(機能紹介7を参照)を行うことが出来ます。
階層ビューのプロパティー一覧には、アウトラインページと異なり、そのデータモデルに含まれているプロパティーが表示されます。
アウトラインページには、そのデータモデルに直接定義されているものだけが表示されます。
例えば以下のようなデータモデル定義があったとします。
hoge = { hoge1 : TEXT; hoge2 : INT; }; foo = hoge + { foo1 : TEXT; };fooに着目すると、アウトラインページにはhoge(データモデル名)とfoo1(プロパティー名)が表示されますが、階層ビューにはhoge1,hoge2,foo1(全てプロパティー名)が表示されます。
なので、データモデルに含まれているプロパティー一覧を見たい場合には、(データモデルの階層を見たいわけではなくても)階層ビューを開くという手が使えます。